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ロハスのススメ

「ロハス」という言葉をなんとなく聞いたことはあるけどよく知らない人、「ロハス」に興味はあるけど具体的にどんなことをするのかわからない人、「ロハス」なんて聞いたことも見たこともないという人へ。

「ロハス」は格別難しいものではありません。
私達の何気ない日常生活の中にあるものをちょっと意識するだけで入り込める身近な世界です。

私達の暮らす現代の日本は、戦後の高度成長期を経て世界でも上位の経済大国になりました。たかだか100年前と比べても、格段と暮らしは豊かになり、物や食料に恵まれ、様々な開発で生活は便利になりました。

しかし、その一方で、環境問題(地球温暖化・エネルギー不足・ゴミ問題)・教育問題・年金問題・子育て問題・ニート・格差社会etc・・・
様々な問題が私達を取り巻き、豊かな国ニッポンとは言い難い社会が作られています。
多くの日本人が少なからず今の現状に不満を抱き、危機感を持っていると私自身は信じていますが、「じゃぁ一体どうすればこの状態から抜け出せるのか。問題を解決できるのか。」と具体的に行動を起こしている人は少ないのではないかと思っています。

それは、みなさんが様々な問題を、大きな規模でとらえているからではないでしょうか?
環境問題・教育問題・・・どれも自分ひとりの力ではどうにも変えられないと諦めていませんか?

確かに、日本全体で問題視されている環境問題・教育問題・年金問題を今すぐあなたの行動で変わるわけではありません。
具体的に何をすればいいのかわからないし・・・

でも、あなたの住むその家。

あなたの着ているその服。

あなたが食べているその夜食。

あなたが使っているその合成洗剤。

あなたがさっき捨てたゴミ。

これらをほんのちょっと変えていくことならできますよね?

あなたを取り巻く小さな社会なら、すこしずつでも変えることができるはずです。
そしてそれが、自分にとっても周囲にとっても社会にとってもよりよい影響を与えていく事になります。

その行動が、「ロハス」です。

まさに今からでも始められる「ロハス」生活。
これから、たっぷりとその魅力についてご紹介していきたいと思います。

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ロハスの意味

ロハスとは、
【Lifestyles Of Health And Sustainability】
(直訳:健康的及び環境を破壊しないで維持継続できるライフスタイル)
の頭文字をつないだもので、米国ではビジネス用語として普及している造語です。

1998年、米国の社会学者ポール・レイと心理学者のシェリーアンダーソンが、環境や健康への意識が高い人々の存在を、15年にわたり10万人を越えるアメリカ人を対象として行った生活に対する価値観調査によって明らかにし、その人々の総称をカルチュアル・クリエイティブスと名づけ、マーケティングコンセプトとしての「ロハス」が誕生しました。

それまでの米国では、主な価値観として大きく二つのタイプに分けられていました。
トラディッショナル(信仰心の厚い保守派)な人々と、モダン(民主主義と科学技術に基づいた近代主義者)な人々です。
そこに、新たに誕生したカルチュアル・クリエイティブス(自分の健康的なライフスタイルに気をつかいながら、同時に地球環境や自然保護に気をつかう人)が、次の文明を築くであろうと言われています。

つまり、「ロハス」とは、次世代の文明になり得る可能性を持った新しいライフスタイルなのです。

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米国におけるロハス

皮肉にも、これまで‘使い捨て文化’を謳ってきた、世界最大の資源消費国である米国において、「ロハス」という概念は生まれました。(逆に、そういう国だからこそ生まれたのかもしれません。)
米国においてロハスは、主に商業用語として用いられています。
ロハスの市場として、大きく分けて5つの分野があります。

1.Sustainable economy(持続可能な経済)
  政府や法人が主体となる分野です。
  例:エネルギーの再生・代替や、省エネ商品の開発、都市緑地化計画

2.Healthy Lifestyle(健康的なライフスタイル)
  メーカーが主体となる分野です。
  例:オーガニック&自然食品、サプリメント

3.Alternative Healthcare(代替ヘルスケア)
  医療等専門職が主体となる分野です。
  例:自然治療、鍼灸治療、ホメオパシー(同種療法)※1、ホリスティックな疾病予防など

4.Personal Development(自己啓発)
  個人の内面に関する分野です。
  例:ヨガ、フィットネス、健康・環境意識を高めるCDや本、セミナー

5.Ecological Lifestyle(環境を配慮したライフスタイル)
  住居全般に関する分野です。
  例:環境に配慮した家やインテリア、日用品、清掃用品、雑貨

※1…ある症状を持つ患者に、その症状と似た症状を起こす物質を薄くしてわずかに投与することによって、症状を軽減したり治したりしようとする療法のこと


米国におけるロハス市場の規模は約2,300億ドルと言われ、アメリカ人の約30%がそのコンシューマ(消費者)と言われています。
まさに、次世代の文明が誕生したと言っても過言ではないでしょう。

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日本におけるロハス

「ロハス」という言葉は米国では主にビジネス用語として使われていて、一般消費者にはほとんど知られていません。
一般消費者向けに使われている、いわゆるヘルス&エコなライフスタイルを意味する「ロハス」は、日本や韓国、台湾など東南アジアから発信されています。

日本では、2002年に日経新聞で初めてロハスが紹介されてから、急速にその概念が普及してきました。もともとその時点で日本に根付いていた、「スローライフ」や「エコ」という概念があったため、「ロハス」の普及も早かったのでしょう。

現在、日本において「ロハス」とは、とても身近なものとして様々な分野、あらゆるシーンで活躍しています。
また、難しい環境運動や大変なダイエット生活ではなく、ちょっとしたこと、例えば「エコバックを持って、有機野菜を買いに行く」といったことでもそれは立派な「ロハス」になります。

高度成長期で先ばかり見ながら、ひたすら経済的に豊かになることを目指してきた日本。ふと気がつけば、心の豊かさを失いつつあります。
多種多様な問題が行く手に待ち、口には出さずとも、まさにお手上げ状態でお先真っ暗だと思っている人は多いのではないでしょうか?
そんな今だからこそ、一つ一つ小さなことを実践していく。
どんなに小さなことでも積み重ねてゆけば、必ず地球に優しい健康生活を送る事ができるでしょう。。
米国で生まれたロハスは、この日本で日本人にあった日本人らしいライフスタイルとして広がり始めているのです。

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ロハス略年表

米国でのロハス発生から日本に普及するまでの略年表です。

1998年   米国の社会学者ポール・レイと心理学者のシェリーアンダーソンによって 「カルチュアル・クリエイティブズ」の存在が確認
2000年 レイ、アンダーソンによって「カルチュアル・クリエイティブズ」について 書かれた初の刊行本『The Cultural Creatives』が出版
2000年 【LOHAS】という言葉が誕生
2000年 米で初めてのLOHAS会議が開催
2002年6月 米のLOHAS会議に日本へロハスを持ち込んだ大和田氏(当時、イースクエア に所属)が初めて参加
2002年 9月 大和田氏が日経新聞でLOHASを紹介
2004年 3月 NPO法人ロハスクラブが設立
2004年 3月 (株)トド・プレスの月刊雑誌『ソトコト』4月号でロハスが特集
2004年 10月 『マイローハス』創刊
2004年 11月 インターネットサイトLOHAS WORLD オープン
2005年 6月 有限責任中間法人ロハスクラブのインターネットサイトオープン
2006年 4月 展示会 LOHAS WORLD SPRING 2006 が晴海アイランド トリトンスクエアにて      開催
2006年 4月 第10回米LOHAS会議が開催
2006年 6月 ロハスの商標が事実上の自由化
2007年 4月 展示会 LOHAS WORLD SPRING 2007 が晴海アイランド・トリトンスクエアに      て開催

1998年に米国で初めてその存在が確認され、2000年に確立した「ロハス」は、米国にそれほど遅れることなく日本に持ち込まれ、むしろ既存の「スローフード」や「エコ」の存在によって一般消費者に急速に普及しているのです。

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